公開シンポジウム・熊本大学交響楽団第46回サマーコンサートにおけるピッチンニ作曲《クーマのエネアス》序曲世界復活初演を記念して

公開シンポジウム・熊本大学交響楽団第46回サマーコンサートにおけるピッチンニ作曲《クーマのエネアス》序曲世界復活初演を記念して

2024-04-24

公開シンポジウム
熊本大学交響楽団第46回サマーコンサートにおけるピッチンニ作曲《クーマのエネアス》序曲世界復活初演を記念して
「トロイの英雄エネアス:18世紀後半、イタリアにおける古代への熱狂とオペラ」

◇日時:2024年6月29日(土)11:00〜13:00
◇場所:熊本県立劇場コンサートホール ホワイエ
◇入場:無料

 2023年度、熊本大学の教育学部授業(音楽学)の一環で、ニコロ・ピッチンニ作曲喜劇オペラ《クーマのエネアス》(1775)の序曲部分の楽譜校訂を行いました。その楽譜を用いて、熊本大学フィルハーモニーオーケストラの定期演奏会(熊本県立劇場、6月29日)で、当該作品の序曲の世界復活初演を行います。
本シンポジウムはこれを記念し、18世紀、”世界”で最も多くの人に聴かれたナポリ楽派の作曲家ニコロ・ピッチンニ(1728-1800)についての理解を深めるとともに、本作品のテーマとなっているトロイの英雄エネアスの描かれ方を、美術史として(跡見学園女子大学教授、河村英和氏)、そしてオペラ史として(熊本大学准教授、山田高誌)二つの講演で辿り、最後に、この楽譜校訂作業を行った学生グループ(熊本大学教育学部音楽科4年生の3人)による校訂報告を行います。


◇趣旨説明とイントロダクション
 山田高誌(熊本大学准教授):「ニコロ・ピッチンニ(1728-1800): マリー=アントワネットから乾隆帝までが聴いた大作曲家」
◇基調講演
 河村英和(跡見学園女子大学教授):「エネアスを訪ねるグランドツアーと風景美術」
◇パネル発表
 1. 山田高誌「18世紀オペラにおけるトロイの英雄エネアスの描かれ方の系譜と、喜劇オペラ《クーマのエネアス》(ナポリ、1775)におけるエネアス。そしてそのナポリ初演の実態。」 
 2. 伊藤理恵―岩國美織―村嶋愛海(熊本大学教育学部音楽科4年生グループ)「ピッチンニ作曲、喜劇オペラ《クーマのエネアス》(1775)序曲楽譜校訂作業報告」

※シンポジウム参加の方は、14:00からの熊大フィル定期演奏会を無料でお聴きいただけます。

主催 熊本大学音楽文化学研究室
共催 公益財団法人熊本県立劇場、熊本大学教育学部、熊本大学フィルハーモニーオーケストラ
後援 日本音楽学会、イタリア学会、イタリア会館・福岡、熊本大学大学院社会文化科学教育部
連絡先 音楽文化学研究室(山田) yamada@educ.※
【注意】迷惑メール対策のため、メールアドレスについては、kumamoto-u.ac.jp を※に置き換えております。

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