ごあいさつ
社会文化科学教育部
教育部長 中内 哲
熊本大学大学院社会文化科学教育部(以下、本教育部)に興味関心を寄せて頂いたことに心から感謝申し上げます。
本教育部は、熊本大学(以下、本学)文学部と法学部とが協同し、教育学部や工学系の教員の協力も得て、総勢100名余の教員が関わって設けられた大学院組織です。いわゆる「文系」とは一概に括り切れない学際的・文理融合的な色彩も帯びたその教育・研究活動は、旧制第五高等学校から引き継ぐ、所蔵数120万冊にも及ぶ附属図書館などの知的集成に支えられ、力強く推し進められています。
大学からの進学者はもとより、東アジアやヨーロッパなど各国からの外国人留学生、仕事と学業との両立を目指す社会人、と様々な背景を有する所属大学院生は、専攻する学問分野に留まらない、膨大で多様な文献・情報に触れ、学生同士、あるいは主・副指導教員はじめ接する多くの教員との豊かなコミュニケーションの中で常に刺激を受けながら、修士論文・博士論文の作成と日々格闘中です。
なお本学は、社会人院生の積極的受け入れを中期計画の目標に掲げているところ、本教育部は、①長期履修制度(最短修業年限分の授業料納付と事前の許可を経て、その年限を超えて授業を履修し単位を取得できる制度)、②夜間(18時15分以降に2限)・土曜開講、③eラーニング・遠隔授業等を用意し、リ・スキリング(Reskiling。学び直し)をお考えの社会人の皆様に寄り添う努力を重ねております。ぜひ気軽にお問い合わせ下さい。
進学説明会(年2回。6月・10月)や相談会(月1回程度、約1時間)も開催していますので(本教育部Websiteでご案内します)、本教育部に興味関心を寄せて下さる皆様が、キャンパスを五感で味わい、本教育部の門を叩くという挑戦を、人生の一選択肢にして頂けたら、望外の幸せです。
入学を果たした皆様と、ともに議論し研究できる機会が訪れることを心待ちにしております。
<沿革概要>
◇2019(平成31)年度 本教育部発足
博士前期課程4専攻
(法政・紛争解決学、現代社会人間学、文化学、教授システム学)
博士後期課程3専攻
(人間・社会科学、文化学、教授システム学)
◇2020(令和2)年度
「アジアユーラシア・グローバルリーダー要請のための
臨床人文学教育プログラム」(卓越大学院プログラム)開始
◇2023(令和5)年度 博士前期課程文化学専攻に
「現代文化資源学研究コース」設置
◇2024(令和6)年度 博士前期課程現代社会人間学専攻に
「公認心理師専門職コース」設置
◇2025(令和7)年度 博士後期課程文化学専攻に
「現代文化資源学領域」設置
博士前期課程(4専攻)全15コース
博士後期課程(3専攻)全11領域を擁する