ごあいさつ

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 熊本大学には社会文化科学研究科の他、自然科学研究科、生命科学研究部の三つの大学院組織があります。人間と社会について研究を行う役割を担うのが社会文化科学研究科です。
 本研究科は、2002年に設置された博士課程のみの独立研究科として出発し、2006年に教授システム学専攻(修士課程)を加えて、その後、2008年にそれまでの文学研究科(修士課程)と法学研究科(修士課程)を統合し、教授システム学専攻に博士課程を加えて、修士・博士の両課程を一貫した、新たな人文社会系の区分制大学院として創設されました。
 現代は、災害や紛争など、様々な不安を抱えて生きていかなければならない時代です。そうした中で私たちは、一方で「近く」の事柄への対応を迫られ、他方で「遠く(生きる目的や希望)」を見つめる必要にも迫られます。しかし、日々の生活の中では、近くしか見えないこともあるでしょうし、反対に、ただ遠くをぼんやり眺めるだけのこともあるでしょう。本研究科では、各人が物事を冷静に見つめて状況を正確に理解し、それらをそれぞれの分野に固有の方法で分析し自分なりの考えを持つこと(「近く」と「遠く」をバランスよく冷静に見ること)、そしてそれを効果的に表現できるようになることを目指しています。さらに、研究という共通のプラットフォームにおける身近なコミュニケーションやディスカッションを通して、異なる考えを持った他者と深く通じ合うことも体験できるでしょう。私たちは、理論と実践の間を行きつ戻りつしながら、皆さんと一緒に心躍る研究生活を送りたいと考えています。

社会文化科学研究科
研究科長  田中 朋弘
研究科長 田中 朋弘