ごあいさつ

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 熊本大学には社会文化科学研究科の他、自然科学教育部や生命科学研究部等複数の大学院組織があります。人間と社会について教育・研究を行う役割を担うのが社会文化科学研究科です。
 本研究科は、2002年に設置された博士課程のみの独立研究科として出発し、2006年に教授システム学専攻(修士課程)を加えて、その後、2008年にそれまでの文学研究科(修士課程)と法学研究科(修士課程)を統合し、教授システム学専攻に博士課程を加えて、修士・博士の両課程を一貫した、新たな人文社会系の区分制大学院として創設されました。
 現体制になってから10年が経過し、その間さまざまな修了生を送り出してきましたが、2019年4月から本研究科は、「大学院社会文化科学教育部」と名前を改めることになりました。そして同時に、これまでその独自性が各方面で評価されてきた紛争解決学領域をさらに展開し、博士前期課程に「法政・紛争解決学専攻」を設置いたします。
 現代は、災害や紛争など、様々な不安を抱えて生きていかなければならない時代です。そうした中で私たちは、一方で「近く」の事柄への対応を迫られ、他方で「遠く(生きる目的や希望)」を見つめる必要にも迫られます。しかし、日々の生活の中では、近くしか見えないこともあるでしょうし、反対に、ただ遠くをぼんやり眺めるだけのこともあるでしょう。
 本研究科では今後も、各人が物事を冷静に見つめて状況を正確に理解し、それらをそれぞれの分野に固有の方法で分析できるようになることを目指します。また、自分なりの考えを持って、それを効果的に表現できるようになることを目指します。さらに、研究という共通のプラットフォームにおける身近なコミュニケーションやディスカッションを通して、異なる考えを持った他者と深く通じ合える環境を整えます。私たちは、理論と実践の間を行きつ戻りつしながら、皆さんと一緒に心躍る研究生活を送りたいと考えています。

社会文化科学研究科
研究科長  田中 朋弘
研究科長 田中 朋弘