大学院での学習

大学院での学習

博士前期課程

修了要件

特別研究I及びコースごとに指定されている必修科目を含め26単位以上を履修し、修士論文または特定の課題についての研究の成果の審査および最終試験に合格すれば特別研究Ⅱ(4単位)が認定され、合計30単位以上で本大学院を修了することができます。

※修士論文等の審査を受けることができるものは、教育部に1年以上在学し、所定の授業科目について18単位以上を修得した者とします。ただし、教授システム学専攻にあっては、17単位以上修得した者とする。(1年在学コースにおいては、6ヶ月以上在学し、所定の授業科目について16単位以上習得した者とします)

履修の方法

(1)長期履修制度

職業を有し就業している学生、育児・介護等の事情を有する学生等は、標準年限(2年)を超えて一定期間(1年単位)にわたり計画的に履修し、課程を修了することが認められることがあります。

(2)1年在学コース

法・公共政策実践コースには、1年在学コースがあります。3名以内に限って受け入れます。

(3)昼夜開講制・土曜日開講・夏期集中・eラーニング等

職業を有している学生あるいは遠方に勤務・居住している学生のために、夜間(6時限目:18:10~19:40、7時限目:19:50~21:20)、あるいは土曜日、夏季休業期間中にも授業を開講することがあります。また、eラーニングによる授業も開講します。

(4)他の大学院研究科等の授業科目の履修

本学の他の大学院等の授業科目は、許可を得て履修することができます。取得した単位は、10単位を超えない範囲で修了要件単位に算入することができます。また、免許・資格取得のために学士課程の授業科目の単位を取得する必要があるときは、科目等履修生として1年間に4科目8単位以内で履修することができます。ただし、この場合は修了要件単位に算入することはできません。

学修・研究指導体制

(1)複数指導教員制

学際的及び複合的領域での研究が可能となるよう、またきめ細かな研究・学修指導を行うために、複数指導教員制を採用します。主指導教員は学生が所属する専攻の教員が務め、副指導教員は学生の研究テーマに関連の深い領域の教員であれば、他専攻の教員も務めることができるものとします。

(2)研究・学修計画書、タームペーパー、特別研究Ⅰ

主・副指導教員と相談の上、入学後4月末日までに研究・学修計画書を提出しなければなりません。

授業を履修して必要な単位を修得しながら、計画書に従って修士論文または特定課題研究の成果のまとめに向けて、研究を進めます。修了1年前の2月末日まで(1年在学コースの場合は修了する年度の10月末日まで)にタームペーパーを提出しなければなりません。

なお、タームペーパーは1万字(欧文の場合は2500語)以上を基準とします。主・副指導教員の審査によりタームペーパーが合格と判断されれば、特別研究I(4単位)が認定され、修士論文等の題目を提出することができます。

(3)修士論文等

修士論文または特定課題研究の成果は、研究・学修計画書に従い主・副指導教員の指導を受けながら、タームペーパーの作成、題目の提出等の手続きを経て提出することができます。

※教授システム学専攻(博士前期課程)の内容については、教授システム学専攻のページ(外部リンク)でご確認ください。

(4)修士論文等の審査基準

修士論文または特定課題研究の成果の審査は、

①問題意識の明確性
②論証過程の説得性
③研究成果の独創性
④表現・引用の適切性、等を総合して行います。

各専攻の審査基準は以下の通りです ※リンクをクリックするとPDFファイルが開きます
 法政・紛争解決学専攻
 現代社会人間学専攻
 文化学専攻
 教授システム学専攻

博士後期課程

修了要件

本課程を修了して博士の学位を取得するには、3年以上在学し、所定の単位(14単位以上、教授システム学専攻にあっては16単位以上)を修得し、かつ、必要な研究指導を受けたうえ、学位論文の審査及び最終試験に合格することが必要です。

優れた研究業績をあげた者は、2年の在学で修了することもできます。
ただし、本学又は他の大学院の修士課程又は博士前期課程を1年で修了した者は、本課程に2年以上在学しなければなりません。

履修の方法

(1)長期履修制度

職業を有し就業している学生、育児・介護等の事情を有する学生等は、標準年限(3年)を超えて一定期間(1年単位)にわたり計画的に履修し課程を修了することが認められることがあります。

(2)昼夜開講制・土曜日開講・夏期集中・eラーニング等

職業を有している学生あるいは遠方に勤務・居住している学生のために、夜間(6時限目:18:10~19:40、7時限目:19:50~21:20)、あるいは土曜日、夏季休業期間中にも授業を開講することがあります。また、eラーニングによる授業も開講することがあります。

(3)他の大学院研究科等の授業科目の履修

本学の他の大学院等の授業科目は、許可を得て履修することができます。取得した単位は、10単位を超えない範囲で修了要件単位に算入することができます。また、免許・資格取得のために学士課程の授業科目の単位を取得する必要があるときは、科目等履修生として1年間に4科目8単位以内で履修することができます。ただし、この場合は修了要件単位に算入することはできません。

研究指導

(1)複数指導教員

学生の履修及び研究についてきめ細かい指導を行うため、主指導教員1人と副指導教員1人または2人から成る複数指導教員制を組みます。各指導教員は、学生の研究の進捗状況を常に把握し、研究方法・内容等について適切な助言を与えます。

(2)研究計画

学生は、各指導教員の助言の下で、各年度初め(4月)に、その年度の年次計画書を作成して研究を推進します。研究の進捗状況に照らして、計画を修正する必要がある場合は、指導教員の助言を得ながら適宜修正します。

(3)研究発表

学生は、1年次及び2年次の学年末に開催される公開の研究発表会において、研究経過についての口頭発表を行い、出席者の助言を受けます。

(4)学位論文作成

学位論文作成を希望する学生は、そのための予備審査を申請する時点で、少なくとも論文一編(印刷物)を書いていなければなりません。
また、予備審査を申請するためには、予備論文(1万字程度)を提出する必要があります。

(5)学位論文審査基準

論文内容に基づき、申請者が自立して研究を行う能力を有するかどうかを、以下の基準で判定します。 

①論旨が独創的であるか。
②論証が堅実であるか。
③資料が的確であり、それが十分に分析されているか。
④その領域および近隣の領域に関して広範な学識があるか。
⑤その領域および近隣の領域の優れた先行研究に比してひけをとらない水準に達しているか。

各専攻の審査基準は以下の通りです ※リンクをクリックするとPDFが開きます

人間・社会科学専攻
文化学専攻
教授システム学専攻

(6)研究会・学会参加

学生は、本課程に設定される「研究プロジェクト」又は学外の研究会・学会に積極的に参加し、研究発表・報告を行うよう推奨されます。

(7)社会人の研究評価

社会人(在職者)の場合、企業・自治体・シンクタンク等における調査・研究への関与に関し、それが個人的に明らかなものは、研究実績として評価します。